一条工務店の換気システム、ロスガード90の「排気フィルター」と「吸気フィルター・防虫袋」の交換と掃除方法について紹介していきます。
はじめに、こちらが入居時渡されるフィルター交換についての一条工務店からの案内です。
- 排気フィルターのある排気口は、図面上では「RA」と表記されます。2階建ての家では2階の天井に設置されています。
- 吸気フィルターはロスガード90の中にあります。
「RA」とは「Return Air」の略で日本語では「排気」という意味となります。
家の中の汚れた空気を、ここからロスガードを通して排気します。
以下、順番にわたしのうちで行っている方法をあげていきます。
排気フィルターの交換と掃除方法
必要物品
- ペーパータオル(うちではスコットショップタオルブルーロールを使用)
- 布タオル
- ウタマロクリーナー
- 新しいフィルター
- 換気口粘着抗菌フィルター
- 脚立などの台(排気フィルターは天井にあるため)
- マスクやゴーグルがあるとよいです(ほこりが落ちてきます)
排気口カバー上に貼った換気口粘着抗菌フィルター交換手順
まずは電源を「お休みモード」または「停止」にします。
(ここでは換気口粘着抗菌フィルターの張替えだけなので電源は「運転」/「停止」または「お休みモード」どちらでもよいかとは思いますが念のため「停止」する手順で説明していきます)
※「お休みモード」にしておくと1時間後に自動的に「運転」が開始されます。
わたしは入居時から「停止」で行っていて電源を「運転」し忘れたことがなく慣れてしまったのでいつも「停止」にしています。これはお好みでいいと思います。
次にわたしのうちは換気口粘着抗菌フィルターを排気口カバー上から貼り付けているので剥がします。
わたしは100円ショップで購入しています。2枚入りで100円です。「とりかえ」などの文字が出なくて見た目が好きなのとコスト面でこれにしています。
機能性も十分ですぐに買い足せるので便利です。
ですが取替えをあまりしたくない方には換気口粘着抗菌フィルターをつけることで、ほこりが溜まると排気の機能が損なわれ、変な詰まったような音が発生するためおすすめはしません。
わたしは頻繁に取り替えたいのと内側(排気換気口)にほこりが溜まり拭き掃除の時にほこりが落ちてくるのが嫌なため、換気口粘着抗菌フィルターを上から貼り付けるようになりました。
以前は排気フィルターを約2週間ごとに水で洗っていましたが、この換気口粘着抗菌フィルターをつけるようになってから排気フィルターの汚れも減り、内側の換気口部分のほこり汚れもほとんどつかなくなりました。
換気口粘着抗菌フィルター交換は2週間に1回程度行っています。
なので掃除頻度は変わらずですが、水洗いから貼り変えるだけと掃除方法が変わったため楽になりました。排気フィルター汚れも少なくなったため、排気フィルター掃除は約2〜3ヶ月ごとに洗うことにしています。
またコスト面では排気フィルター部分は2箇所あるため1ヶ月200円程度です。
ちなみにわたしのうちだけ…?夫婦共々「排気フィルター?」「給気フィルター?」どっちがどっちだっけ?と忘れてしまうため…このようにテプラで印字してわかりやすくしています。
印字してある排気フィルターは廊下の奥側だけなのでいつもは見えず気になりません。
排気口カバー上の換気口粘着抗菌フィルターを剥がしていきます。
少し大きめ20×20ですが周りのはみ出している部分にも粘着汚れはなく直ぐに剥がせます。15×15だと端っこが出てしまうため大きめにしています。
剥がすと見慣れたものとなります。排気口カバーの汚れ感はあまりありません。
新しい換気口粘着抗菌フィルターを貼って電源を「停止」した際は「運転」に戻し終了です。
次はわたしにうちでは2〜3ヶ月ごとにおこなっている排気フィルターと排気口カバー掃除手順に続きます。(排気フィルター交換は半年に1回程度行っています)
排気フィルター・換気口カバー掃除と換気口粘着抗菌フィルターについて(排気フィルター交換)
換気口粘着抗菌フィルターを付けていれば、この作業は2〜3ヶ月に1回程度でよくなります。
排気フィルターは、あまり洗うと目が荒くなるのでできれば、換気口粘着抗菌フィルターを頻繁に変えるほうが掃除も楽ですし、より良い換気機能を保つ上でもいいと思います。
まず、上記でも説明した電源停止またはお休みにした後、換気口粘着抗菌フィルターを剥がします。
次に排気フィルターカバーのツメ部分を押してカバーを外します。
排気フィルターと排気口カバーをウタマロ水で洗っていきます。
洗い終わったらタオルに上げます。
ゴシゴシ拭かずにたたくように拭きます。
こちらは上が新しいフィルターで、下が半年ほど洗って使用したものになります。
色も黒ずんでいます。
わかりやすいように横からの画像です。こちらは新しいものです。しっかり厚みがあります。
こちらは何回も洗ったものです。ペラペラになってしまいました。何度も洗うとこうなってしまいます。機能的にあまりよくなさそうです。
見下ろしています。上が使用済みで下が新しいものです。少し縮んでいるのがわかります。
掃除が終わったら外したのと同じようにフィルターを排気口カバーにセットして戻します。今回は新しい排気フィルターに交換しました。(半年に一回程度の頻度で行っています)
換気口粘着抗菌フィルターを貼って電源を「運転」に戻して終わりです。
ちなみに、わたしは排気フィルターを洗った際は拭くだけで乾いていない状態でつけてしまいます。電源を「運転」にすると空気の流れがあるためすぐに自然乾燥するため、わざわざ日中に天気干ししなくてもよいかな…。と思っています。
次は換気口粘着抗菌フィルターを付けていないときのものになりますので汚れてしまった時用の掃除方法になります。
内側(排気換気口部分)の拭き掃除
上記でも説明した電源停止またはお休みにした後、換気口粘着抗菌フィルターを剥がします。
排気フィルターカバーにツメ部分があるためそこを押してカバーを外します。
この画像は少し分かりにくいですが、格子状の枠内側にほこりがたくさん見えます。
このように枠を引っ張るとある程度隙間が開きます。
近くで見るとものすごい汚れです…。
2箇所引っかかっている部分があるので、これを取ります。大きめの穴の方から片方ずつ取るとほこりが落ちにくく取りやすいです。
外れたところです。画像では分かりづらいですが汚れが黒い部分についています。
近づくとすごい汚れです…。
スコットショップタオルブルーロール1枚を水で濡らしウタマロをつけて拭いていきます。
拭いてきれいになった状態です。
次にカバーもウタマロ水で洗います。汚れが酷いときにはブラシを使うとよいです。今回は洗うだけできれいになりました。
タオルで拭きます。
掃除が終わったら外したのと同じように排気フィルター(洗ったもの又は新しいもの)を排気口カバーにセットして戻します。
換気口粘着抗菌フィルターを貼って終わりです
忘れず電源を「運転」にして内側(排気換気口部分)の掃除は終わりです。
※記事の冒頭にも載せていますが、排気フィルターのお手入れランプの点滅は汚れに関係なく月に1回の頻度で点滅してしまいますので点滅時はOFFにしてください。
給気フィルター・防虫袋の交換と掃除方法
必要物品
- ペーパータオル
- 手袋
- ビニール袋45Lを2枚
- 新しい防虫袋
- 新しいフィルター
- ※マスクを着用しながらするとよいです(ほこりや虫が出るため)
交換と掃除手順
まずは電源を「お休みモード」または「停止」にします。
※「お休みモード」にしておくと1時間後に自動的に「運転」が開始されます。電源を「運転」し忘れそうな方は「お休みモード」にしてください。
こちらがわたしのうちのロスガードのある場所です。普段は見えない廊下の行き止まり部分にしました。
上でも言いましたが給気フィルターと排気フィルターがわかりやすいようにテプラで印字してあります。
扉を開けるのにけっこうな力がいるためわたしは握りこぶしで押しています。上の方を強く押します。
こんな感じに開きます。留め金を外し蓋を外します。
こちらにも説明が書かれています。
つぎにメンテナンスカバーを外します。こちらのレバーを上に上げながら手前に引くと外れます。
メンテナンスカバーが外れたらこんな感じになります。
つぎに左側の袋状のものが「防虫袋」です。手前に引けば取れます。
外す際はビニール袋を近くに用意してから行ってください。たまに生きた小さな虫がいて、飛び出ることがあります。できれば虫の活動が少ない寒い時期に行うとよいです。
けっこうな汚れです。汚れ具合は家周囲の環境にもよると思います。
すぐにビニール袋に入れて封をします。
次は給気フィルターを外します。こちらも手前に引けば取れます。
上が新しい給気フィルターで、下が使用後です。
使用後の給気フィルターを枠から外し、ビニール袋に捨てます。
ペーパータオルを濡らしたものにウタマロをつけて枠を拭いていきます。
次に新しい吸気フィルターを付けていきます。
枠に矢印で印がついています。
給気フィルターにも矢印の印があります。
この矢印の方向が同じになるように、給気フィルターを枠にはめます。
こちらは防虫袋と給気フィルターを外した状態です。小さな虫や砂ほこりのような汚れがあります。
ペーパータオルを濡らしウタマロをつけて拭いていきます。
奥には、やっと手が届く位のスペースでとても拭きづらいです。掃除機も使用したことがありますが奥まではなかなか届かないため頑張って手で拭いています。
けっこう汚れています。
こびりついた汚れは落とすのが難しそうなので、まぁーまぁーきれいになればおっけーです。
拭き終わったら新しい給気フィルターを入れていきます。
しっかり奥の止まるところまで入れます。
次に新しい防虫袋も同じように入れていきます。
こちらもしっかり奥まで入れます。
メンテナンスカバーも拭きます。
拭き終わったらメンテナンスカバーを戻していきます。
扉をしっかり閉めて掃除は終わりです。
電源を「停止」にした際は必ず「運転」に戻すのを忘れないようにしてください。
「運転」に戻ったことを確認したら給気フィルター交換と掃除は終わりです。
※記事冒頭にも載せてありますが、給気フィルターのお手入れランプの点滅は汚れた際に点滅するため、必ず掃除やフィルター交換をするようにしてください。
参考資料:フィルターの注文書は下記になります。
以上、参考になれば幸いです!
家の間取りを考えているかたへ
いまの間取りで家を建てたら、本当に生活しやすいでしょうか?
その土地で可能な間取りはいくつもあり、色々な可能性があります。
家づくりでは、特に間取り決めは大変かもしれません。しかし間取りだけは家が建った後では変えられません。
「あの時もっと検討しておけばよかった…」と、ずっと後悔してしまうかもしれません。
今の数ヶ月、少しがんばるだけで、これからさき何十年も後悔がない家に住めると思えば。
大変だけど…せっかくの注文住宅だし、もう少し考えてみよう。
一人の設計士さんだけにまかせず、他の可能性も検討してみませんか?
自分達では考えつかなかった間取りが、まだあるかもしれません。
わたしは実際、限られた土地の中で自分達の理想の間取りを作るのに本当に悩みました。
担当の設計士さんと考える以外にも、ネット上の情報を見たりもしましたが、なかなかうまくいかず、どんどん時間だけが過ぎ、とてもたいへんな思いをしました。
自分達だけで悩まず、無料でできる間取り作成サービスをもっと早くしておけばよかった…と後悔しました。
色々な間取りのアイディアをもらえたことで、違う視点から物事を考えられたことが大きかったと思います。
結果、今とても満足のいく間取りの家に住めています。
簡単な入力をするだけで、多数の住宅会社から間取りの提案をもらえます。