キッチンの下がり天井の実際の施行例と、その費用を紹介していきます。
これから下がり天井を作ろうとするかたの参考になればうれしいです。
実際の寸法について
色々なデザインがあるのですが、わたしが採用したのは以下のようなものです。
下がっているところが段差になっており、違うクロスの色になっています。
その段差の部分に棒状の間接照明を4つ設置しています。
実際の寸法は以下です。
間接照明が乗る段差部分までは、天井から約8cm下がっています。
木目調のクロス部分が厚さ7cm程。
全体で天井からの下がり幅は約15cmです。
照明を置く段差部分の奥行は約7cmです。
クロスの品番
木目調のクロスの品番・色は「トキワクロス・TWP2247」です。
床よりも濃い色を選んだ方が、見栄えが良くなると思います。
ちなみに壁の白いクロスの品番・色は「オリジナルセレクトクロス(標準品番)・IC-0058」です。
なんの変哲もない普通の白い壁紙クロスです。
照明の品番
のせている間接照明はPanasonicのベーシックライン照明
品番「LSEB9037LE1」と「LSEB9043LE1」を2つずつ合計4つ使用しています。
図面上での下がり天井の見方
図面上での下がり天井は以下のように表記されます。
「天井下がる CH=2250」床上から2250mm(225cm)まで天井を下げるという表記です。
「CH=2250」が矢印で刺す点線が、天井が下がる範囲を表しています。
下がり幅を決める際の注意点
下がり幅が大きすぎると、カップボードや家電収納を開けた際にぶつかってしまいます。
アイ・スマートやグラン・スマートの標準の天井高は2400mm(240cm)です。
うちの天井下がりの寸法はCH=2250mm(床上225cm)。
つまり図面上でCH=2225mm(床上222.5cm)以下に下げてしまうと、カップボードや家電収納を開けた際に天井とぶつかってしまうことになります。
言い換えると、天井高が2400mmの場合、天井からの下がり幅が17.5cmあると収納と干渉します。
下がり天井は大工さんの現場での造作になるため、数mmの誤差は当然あると思った方がいいです。
下がり幅を決める際には最大でも16.5cm以下(猶予1cm)くらいにしておいた方が良いでしょう。
費用について
下がり天井は「設定外工事」というくくりとなり、追加費用が発生します。
下がり天井自体の造作費用として50000円程。
それに加えてライン照明が4つでおよそ30000円程かかりました。
現在では費用も変動していると思いますので、合計で10万円程度と考えれば良いのではないでしょうか。
費用を追加で出すだけの満足感があり、おすすめですよ。
以上、みなさんの参考になれば幸いです!
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